『ブラックペアン シーズン2』第4話、世良と天城の師弟共闘でAIに挑む!が、「ここで終わる?」の衝撃結末!
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『ブラックペアン シーズン2』第4話、世良と天城の師弟共闘でAIに挑む!が、「ここで終わる?」の衝撃結末!

2024.07.29 15:00

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二宮和也が、世界的天才外科医・天城雪彦を演じるTBS日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』第4話。患者に危険なオペを施し、巨額の費用を要求する天城の行為は詐欺にあたると訴えられてしまう。だが、その訴えを起こした弁護士が心臓を患い倒れてしまい──。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

天城(二宮和也)による公開手術の成功をうけ、地域の協力や寄付金も集まり、スリジエハートセンターはいよいよ設立の準備段階となった。

しかし、弁護士・戸島和子(花總まり)が“医療の未来をまもる会”という市民活動団体を引き連れ、「医者の不正を暴き、医療の未来をまもる」という横断幕を掲げて東城大病院に押し寄せた。

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ⒸTBS

医療訴訟の弁護で有名な戸島は、天城が「ダイレクト・アナストモーシスだけが患者を救える方法」とした言動を詐欺行為だと主張し、手術の可否を決める違法賭博行為や、公序良俗に反する巨額な報酬要求などを訴え、天城の今後一切の手術を中止するよう申し立ててきたのだ。

戸島はダイレクト・アナストモーシスに代わる手術プランもあると言い、医療的見解については維新大の菅井教授(段田安則)の監修を受けていると言う。戸島と市民活動団体を焚き付け、天城の詐欺を訴えたのは、すべて菅井が仕組んだものだった。

戸島と戦うことになれば、新病院構想も立ち消えてしまう。佐伯(内野聖陽)、黒崎(橋本さとし)、高階(小泉孝太郎)ら幹部が総出で戸島をなだめるが、当事者の天城が偶然を装って議論の場にやってくる。

天城は、怒り騒然となる一団を前にしても怯まず「僕のオペにはそれだけ価値がある」と飄々と語ると、なんと戸島にコインの表裏、二者択一の賭けを仕掛ける。戸島が天城の挑発に乗り、賭けに負けると天城は「残念。これであなたは死にました」と笑顔をみせた。

疑惑はすべて真実かという戸島の問いかけにも、「そんなもんどうだっていいんですよ。自分の信念に背いたことはしていない」と火に油を注ぐ天城。戸島は、あらためて天城の言動を詐欺罪にあたると示唆し、東城大を相手取った訴訟をほのめかした。

佐伯が天城の手術停止を宣言して場を収め、「仮にも新病院を預かるならば、手を誤ってはならん」と天城をたしなめるが、当の天城は笑顔を崩さず、休暇を取ると言って去っていくのだった。

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ⒸTBS

一方、病院を後にしようとする戸島のもとに、看護師・花房(葵わかな)が近づく。なんと、戸島は花房の母親だった。花房にも病院の悪事を突きつけ、辞表を書くように迫る戸島。世良(竹内涼真)が「天城の行動は詐欺なんかじゃない、オペは本物です」と主張するが、戸島は客観的な証拠がないと受け付けない。

その時、険しい顔で去ろうとした戸島が倒れてしまう。世良が対処し検査すると、すぐに冠動脈手術が必要な状況が判明する。上席の医師たちはみな出払っており、世良が自ら緊急手術を開始するが、石化が激しく手を施せない状況で、応急処置だけで閉胸することに。

世良が戸島に天城のダイレクト・アナストモーシスを受けるよう進言するが、そこに現れた天城は、「僕のオペを受けるためには、全財産の半分と賭けに必要がありますが」と不敵に笑う。戸島は天城に「あなたは医者じゃない。詐欺師よ」と絶対に天城の手術を受けないと断言。天城は「じゃあそのまま死んでいってください」と言い捨てた。

菅井は、目論見通り、天城の手術を封じられ窮地の東城大をあざ笑うと、戸島を東城大から維新大に転院させ、「維新大で開発した最新医療用AI・エルカノによる手術を実施する」と発表した。最新医療にして“保健医療適用予定”であることを強調し、天城の高額なオペに当てつけるように主張を展開した。

エルカノは、患者のカルテを読み込ませると、世界中の医療データベースから瞬時に最適な医療プランを分析、オペにおいても画像解析して医師を先導する“医者の指令塔”となるという。

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ⒸTBS

維新大の執刀医・野田(池田鉄洋)が、エルカノが導き出した“新薬による投薬治療と通常のバイパス手術を組み合わせた治療法”を提示すると、戸島は「私の心臓は天城医師のダイレクト・アナストモーシスでしか治せないと言われた」と天城をやはり詐欺だと断じ、「どんな医師にも可能な術式によって、天城のような医師がいらないことを証明したい」と公開手術を希望した。

維新大はエルカノが提示した新薬による血管再生を開始し、公開バイパス手術に備えた。


一方、花房は世良とともに母・戸島を訪れ、東城大への抗議活動の停止を依頼していた。だが、戸島は「天城はいつか犠牲者を生む。医療の正義のために私は戦う」と信念を曲げなかった。花房は「正義ってなに?自分や家族よりも大事なことなの?」と涙ながらに訴えたが、母の耳には届かない。

花房は、昔から弱い人を助ける正義の味方である戸島を尊敬していたが、母として見たとき、ただ「生きてほしい」と願い、涙を流す。思わず世良は花房を抱きしめた。

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ⒸTBS

公開手術当日。

野田が、ステージ上のオペ室を前に、エルカノが提示した手術を説明する。菅井は「このAIが今日、医療の歴史から天才医師を消し去るだろう」とほくそ笑む。

すべてエルカノの指示に従った心臓冠動脈手術が始まった。血管を傷つけ血が噴き出す事態が起きるも、エルカノの指示で野田が素早く対処し出血を止めてみせ、「執刀医や看護師に経験がなくても問題ない。エルカノは心臓手術の歴史すべてを知っている」と観客にアピールする余裕を見せた。

そして難なくバイパス手術は終了し、エルカノが「手術は以上です」と告げる。だが、その時患者・戸島の心臓がVF(心室細動)を起こしてしまう。すぐに処置しなくては心停止する事態に、野田はエルカノに対処法を聞くが、エルカノは何も答えない…。次いで菅井に指示を求めるが、菅井は「東城大の初動が悪かったと言え」と突きつけた。


その時。公開オペ室に世良が現れ、「問題は新薬です」と告げる。実は、維新大がエルカノの指示で使用した新薬には血栓を引き起こす副作用があることが隠蔽されていたのだ。

世良は、「ちゃんと医者が確認してないからこうなるんです」と野田に執刀医交代を迫る。これを聞いていた菅井は「好都合だ。成功すれば維新大の医師ということにし、失敗すれば東城大が殺したということだ」と世良の手術を許可した。


世良が手術を再開する。

世良は、新薬の副作用を知った時点で天城に相談していた。天城は戸島の心臓の状態を的確に告げると、「オペはイマジネーション」と世良に治療方法を想像させた。そして、世良が考えた手術方法をシミュレーションして見せた。天城が見せたその芸術的なシミュレーションを、世良は愚直に反復し習得してきたのだ。

天城はその姿を「決して美しくはないが、凡人なりに芸術に挑んでいた」と評価し、世良の「次は必ず助ける」という言葉を信じて、公開手術の会場ロビーでオペを見守っていた。

天城がやって見せたシミュレーションを再現するように着実にオペを進めていく世良に、画像分析を再開したエルカノが次の処置を指示するが、世良はそれには従わない。野田が「エルカノに従え!」と叫ぶも、世良は意に介さず、自身の選んだ方法を続ける。

すると、世良が提示した方法にエルカノが応じる。指示系統がAI→医師ではなく、医師→AIと立場が逆転したのだ。世良は「AIに従ってるだけじゃダメだ。医者は目の前の患者に向き合わないと」と信念を貫き、無事処置を終えた。

だが…。心臓から血が噴き出してしまう──。

「なんで?」と戸惑う世良に、ここぞとばかりに野田が「お前がこの患者を殺した」と詰め寄る。

縫合は上手くいったが、血管壁が弱かった。天城は「もうこうなると仕方ない」と会場を後にしようとするが、花房が天城に助けを乞う。戸島が今にも命を落としそうな局面だが、天城は「僕のオペを受けるには、全財産の半分をかけて、賭けに勝つ必要があるでしょ?」と笑顔で言い渡す。

そして、花房は母を助けたい一心でコインの裏表を当てる賭けに臨むが、無情にも負けてしまう…。

絶句する花房。命の危機に瀕する患者を前に、天城はルールに則りオペをしないのだろうか──。


SNSでは、第4話が終わるや「ここで終わるなんて!」「早く日曜日になって!」と第5話を切望する声が相次いだ。戸島の命の危機と、悪魔の賭けの儀式の失敗。絶望的なラストからの第5話、天城はどうするのか──?

第4話はこちらから

第5話予告編はこちらから

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